Golf Logic Lab.(ゴルロジ)運営者の「らすと」です。
ゴルフの練習をしていて、「もっとアイアンで分厚い当たりを打ちたい」「飛距離が伸び悩んでいる」と感じることはありませんか?実は、それらの悩みを解決する大きな鍵がゴルフのシャフトを立てるコツにあるんです。
シャフトが寝てしまうと、どうしても球が弱くなったり、ミスショットが増えたりしますよね。この記事では、スイングの物理的な仕組みから具体的な練習方法まで、私が試行錯誤して見つけたポイントを詳しく解説していきます。
最後まで読めば、あなたのインパクトが劇的に変わるはずですよ。

- シャフトを立てることで得られる飛距離アップの物理的な仕組み
- ハンドファーストを実現するための正しい手首と体の使い方
- アイアンとドライバーにおけるシャフト制御の決定的な違い
- 効率的に技術を習得するためのプロ推奨練習ドリル
ゴルフのシャフトを立てるコツと飛距離アップの法則
スイングを改善して飛距離を伸ばすためには、物理的に正しいインパクトの形を知ることが最短のルートです。
ここでは、なぜシャフトを立てることが重要なのか、そのメカニズムについて深掘りしてお話ししますね。
ハンドファーストでインパクトを捉えるメリット

ゴルフにおいて「シャフトを立てる」という言葉は、インパクトの瞬間にグリップエンドがクラブヘッドよりもターゲット方向に先行している状態、つまり「ハンドファースト」を指します。
これによって得られる最大の恩恵は、ボールへのエネルギー伝達効率が劇的に向上することです。
ロフト角が立った状態でボールを捉えると、「ボールの圧縮(コンプレッション)」が強まり、スマッシュファクター(ミート率)が向上します。
単にスイングスピードを上げるよりも、物理的に効率よくボールを飛ばせるようになるのがこの技術の面白いところかなと思います。
また、フェースの余計な開閉に頼らず、体の回転でボールを捉えるため、左右のばらつきが抑えられるというメリットもあります。
ただし、形だけを真似して手元だけを前に出そうとすると、シャンクなどのミスを誘発するので注意が必要です。
スマッシュファクターを高める物理学的背景
インパクト時のシャフトの傾きは、ダイナミックロフト(打つ瞬間の有効ロフト角)に直結します。
例えば、ロフト34度の7番アイアンでも、シャフトを立てて打つことでプロのように20度台のロフトで当てるエネルギー効率を再現できるわけです。この「押し込む力」こそが、重い弾道を作る源泉になります。
左手首の掌屈動作でシャフトの傾きを制御する

シャフトを立てるために絶対に欠かせないのが、インパクト付近での左手首の管理です。
専門的には「掌屈(しょうくつ)」と呼ばれますが、具体的には左手の甲を自分から見て手のひら側、あるいは地面側へ丸めるような動きを指します。
多くのゴルファーがインパクトで手首が甲側に折れる「背屈」をしてしまい、結果としてロフトが寝て球が弱くなってしまいます。
左手首を掌屈させることで、フェースが下を向き、自然とシャフトが立った状態がキープされるんですね。
トッププロ、例えばダスティン・ジョンソン選手のような極端な形はハードルが高いですが、少なくとも「甲側に折らない」という意識を持つだけで、インパクトの質はガラリと変わるはずです。
ただし、無理な曲げ方は関節を痛めるリスクもあるので、まずはグリップの握り方から見直してみるのもいいかもしれません。
手首の使い方のチェックポイント
- 左手首はインパクトに向けて手のひら側に丸める感覚(掌屈)
- 右手首は甲側に折れた角度(ヒンジ)をできるだけ長く維持する
- この左右の非対称な動きが、分厚いインパクトの正体です
切り返しのタメが理想的なスイング軌道を作る

ダウンスイングでシャフトが寝てしまう、あるいは早く解けてしまう(アーリーリリース)原因の多くは、切り返しでいきなり「手元」から動かしてしまうことにあります。
理想的なのは、下半身の踏み込みから始まり、クラブが最後に遅れてくる「タメ(ラグ)」がある状態です。
このタメが作られると、クラブは自然とスイングプレーン上に乗り、インパクトエリアでシャフトが立った状態で入ってきやすくなります。
腕の力で無理やり「立てよう」とするのではなく、重力と体の回転によってクラブが「立たされる」ような感覚を持つと、よりスムーズな軌道になるかなと感じています。
切り返しの一瞬の間を大切にするだけで、シャフトの挙動は見違えるほど安定しますよ。
アイアンで厚い当たりのダウンブローを打つ方法

アイアンショットにおいて、シャフトを立てることは「ダウンブロー」を完成させるための必須条件と言っても過言ではありません。
最下点がボールの先(ターゲット側)に来るように打つことで、あの憧れの「ターフが取れるショット」が可能になります。
そのためには、アドレスの時点からわずかにハンドファーストを意識し、インパクトではグリップエンドが左太ももの内側を指すようなイメージを持つのがコツです。
これにより、ボールを地面との間でしっかり潰すことができ、適正なバックスピンがかかった「めくれるような弾道」になります。特にウェッジやショートアイアンでは、このシャフトの立て方がそのままスコアに直結します。
ドライバーでシャフトを立てる際の飛距離対策

ドライバーはティーアップされているため、アイアンと全く同じように「上から立てて打つ」と、バックスピンが増えすぎて吹き上がったり、テンプラの原因になってしまいます。
ここがゴルフの難しい、そして面白いところですよね。
ドライバーにおける「シャフトを立てる」意識は、インパクトの形そのものよりも、「ハーフウェイダウンからインパクト直前までの軌道管理」として捉えるのが正解です。
ダウンスイングの初期ではシャフトが寝ないように管理しつつ、インパクトの瞬間は体の軸を右に残す「ビハインド・ザ・ボール」を徹底することで、適正なアッパーブローとハンドファーストを両立させることができます。
これが、低スピンで強烈に飛ぶ弾道を作る秘訣なんですね。
ドライバーでの過剰意識に注意
極端なハンドファーストをドライバーでやろうとすると、ロフトが死にすぎて「ドロップ」と呼ばれる、すぐに地面に落ちてしまう弾道になりがちです。
自分のヘッドスピードに対して、適正な打ち出し角が確保できているかを常に確認するようにしてください。
練習場で試したいゴルフのシャフトを立てるコツ
頭では理解していても、いざスイングが始まるとコンマ数秒の世界。意識だけで変えるのは限界があります。
ここでは、私が実際に取り組んで効果を実感した、感覚を体に刷り込むためのドリルを紹介します。
スプリットハンドドリルで腕の連鎖を習得する
私が最も推奨したい練習法が、左右の手を拳2つ分ほど離して握る「スプリットハンドドリル」です。このドリルをすると、シャフトが立つのと寝るのとで、どれだけ手の感触が変わるかが一発で分かります。
右手をグリップのかなり下の方、シャフトの根元あたりで持ち、ハーフスイングをしてみてください。手首をこねてしまうと、左手のグリップエンドが自分の体に当たったり、極端に振り抜きにくくなったりします。
右肘を軽く曲げたまま、右手の平でボールを押し込むように動かすことで、「シャフトが立ったままインパクトする感覚」が自然に身につきます。最初はボールを打たずに素振りから始めるのがおすすめですよ。
左手一本打ちの練習法で体幹主導を体感する
「手打ち」でシャフトが寝てしまう癖を治すには、左手一本打ちが非常に効果的です。左腕一本だとクラブの重さを支えるために、どうしても体幹(お腹の力)を使わざるを得なくなります。
インパクトで左手の甲が地面を向き、ハンドファーストの形を維持しながら、腰から腰の振り幅で打ってみましょう。この時、体が止まると慣性でヘッドが先に行ってしまい、シャフトは立たなくなります。
体と腕を同調させ、フィニッシュまでへそをターゲットに向ける意識を持つと、理想的なインパクトが作れるようになります。地味ですが、インパクトの厚さを変えるための最強の近道かなと思います。

自分のスイングに合うシャフトの重さや調子の選び方
実は、スイング技術だけでなく、使っている「道具」が原因でシャフトが立たないケースも少なくありません。シャフトには「キックポイント(調子)」というものがあり、これによってタメの作りやすさが変わるんです。
例えば、手元側が柔らかい「元調子」のシャフトは、切り返しで自然とタメが作りやすく、シャフトを立てて打ちたい人には大きな助けになります。
一方で、先端が動く「先調子」は球を拾ってくれるメリットがありますが、意識しないとハンドレイトになりやすい側面もあります。自分のスイングタイプに合わせたギア選びも、上達の重要な要素ですね。
| キックポイント | しなりの特徴 | シャフトの立てやすさ |
|---|---|---|
| 元調子(High) | グリップ側がしなる | ◎ タメが作りやすく立てやすい |
| 中調子(Mid) | 中間部がしなる | 〇 癖がなくコントロールしやすい |
| 先調子(Low) | 先端側がしなる | △ ヘッドが走りやすく寝やすい |
起き上がりを防いで手元の通り道を確保する

インパクトの瞬間に体が伸び上がってしまう現象(アーリーエクステンション)は、シャフトを立てるための空間を奪ってしまいます。
お尻がボール方向に近づくと、手元を通すスペースがなくなり、体は無意識にヘッドをリリースして調整しようとするからです。
これを防ぐためには、ダウンスイングで左のお尻を後ろに引くように回転させ、前傾角度を維持することが不可欠です。
前傾がキープされていれば、手元を低い位置に保てるため、物理的にシャフトを立てたまま振り抜くことが可能になります。「ベタ足」のイメージで練習すると、お尻の位置が安定しやすくなるのでぜひ試してみてください。
鋭角なカット打ちとシャフトを立てる動きの違い
最後に、よくある勘違いについて触れておきます。「シャフトを立てる」=「上から叩きつける」と考えて、アウトサイドから鋭角に下ろしてしまう方がいますが、これは飛距離を著しくロスする「カット打ち」です。
正しい「立てる」動きは、あくまでインサイド(あるいはオンプレーン)から下りてくる過程でのシャフトアングルの維持を指します。
外から鋭角に入れるとスピン量が増えすぎて球が飛ばなくなるだけでなく、スライスの原因にもなります。「背中側から立てて下ろす」という感覚を持つことが、効率的なスイングへの第一歩です。
インパクトの瞬間のクラブの動きについては、メーカーの研究データなども非常に参考になります。
まとめ:ゴルフのシャフトを立てるコツの練習手順

今回は、スコアアップと飛距離アップに直結する「ゴルフのシャフトを立てるコツ」について詳しく解説してきました。最後に、取り組むべき順序をおさらいしましょう。
上達へのロードマップ
- まずは「掌屈」と「タメ」の物理的なメリットを理解する
- スプリットハンドドリルで、腕と体の連動を体に教え込む
- 前傾を崩さず、手元の通り道を確保する体の使い方を覚える
- 道具(シャフト特性)が自分のスイングを邪魔していないか確認する
シャフトを立てる感覚は、一度掴んでしまえば「なぜ今まであんなに力んでいたんだろう?」と思うほど、楽にボールが飛ぶようになります。
ぜひ次回の練習場で、スプリットハンドドリルから始めてみてくださいね。なお、ここでお伝えした内容は一般的な理論に基づいたものですが、筋力や柔軟性には個人差があります。
無理な動きで体を痛めないよう、違和感がある場合は早めにレッスンプロなどの専門家に相談して、自分に最適な形を見つけてくださいね。
あなたのゴルフが劇的に変わる瞬間を応援しています!
